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辛旨トーク

折口雅博氏がトランプタワーに住んでいた!?

コブラヘアーで注目された壮大な倒産をしたグッドウイルグループ・コムソンの折口氏がトランプタワーに住んでいると週刊文春に掲載されていて驚いた。数百億円の負債で破産したグッドウイルグループの折口氏と数度会ったことがありその印象を述べようと思う。折口氏のお父さんはサッカリンの会社を経営していて健康被害の風評で倒産。彼は苦労した末に防衛大学を卒業後、日商岩井(今の双日)に就職。有名なジュリアナ東京を開設して風雲児となる。その後レースクイーンや肉体労働者の派遣会社を経営。有能な上場顧問の指南を受けて成長業種である介護ビジネスに参入。九州にあった老人介護会社コムソンを買収。この会社を核として上場を果たす。アメリカではMEGUという高級日本料理店を展開。しかしながら介護ビジネスの法令違反等の度重なる不正が発覚。会社解散に追い込まれた。折口氏と会った時の印象は『頭がいい 所謂英語のシャルート(狡猾)だがハートが伴わない』というものでした。特に介護ビジネスに関しては、折口氏が行うべきではないと思いました。何故なら、『長谷川さん、老人介護ビジネスは介護のついでに様々な商品も販売できるので儲かるよ』と得意然と喋る姿に、彼のビジネスは儲かるかも知れないが、弱者からお金を巻き上げて社会問題となった豊田商事と同じではないか?と感じたからでもありました。案の定、心が伴わない労りの心に欠ける彼の経営姿勢がコムソンの破綻を招き、あえなく倒産することになった訳です。しかし介護ビジネス、特に訪問介護事業は、大手有力介護企業に継承され、儲け頭になっています。また高級日本料理店MEGUも売却した様ですがニューヨーカーの間で大好評だと聞いています。折口雅博氏は目の付け所は鋭く、時代の先を読む能力も優れていましたが、弱者を労わるという介護産業には不向きだったという事でしょう。大型デイスコ、レースクイーンや土方の派遣には最適な剛腕だったわけで、そのジャンルでまた日本に戻ってくるかもしれません。

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