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辛旨トーク

民放の劣化は止まるのか?

正月のテレビ番組を見て居ると、殆ど吉本芸人のオンパレード
さすがにテレビっ子の僕もチャンネルを回す気にならなかった。

昨年を振り返れば半沢直樹の倍返しを除いて、民放のテレビ番組
は劣化が止まらない。土日やゴールデンタイムですら再放送番組
とテレビショッピングばかりで目を覆うばかりだ。

一方NHKは『あまちゃん』『ごちそうさま』『八重の桜』と
力作とヒット作品が多く、民放とのギャップが開くばかりだ。
PAYテレビの先駆けのNHKと総務省(旧自治省)に行政指導
を受けた構造的な差があるのは止む終えないが、余りにもギャップ
がありすぎる。

同規模のアメリカのテレビ局では日本のそれと比べて従業員数は約
10分の1である。日本は仕事をしない管理職ばかりでクリエーター
は殆ど外部依存である。この為、民放は高コスト体質で創造力に
欠ける訳だ。テレビやラジオのコマーシャル代金はアメリカの10
倍もする原因はこの高コスト体質にある。

この原因は旧自治省が放送局の認可時に様々な指導
を行った事に起因している。放送が社会的公器であると言われた
時期はその行政指導が必要だったのだろう。しかし多重放送や
インターネットの時代には全く馴染まない。

ガラガラポンで民放の認可を緩め自由競争をすすめ、個性的な
放送局を増やして、我々の多様化するニーズを満たしてほしい
ものだ。

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