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辛旨トーク

差別や偏見こそビジネスチャンス

タイ料理店クワンチャイを始めて10数年経過しますが、僕も僕の親戚も全くタイ人との血縁関係はありませんが、お客様からは『タイ料理店を経営するには、人に言えない特段の事情があるのではないか?』とか『どうして日本語がそんなに上手いのか? つまりタイ人なのにどうして日本語を喋るのか?』とか、デリバリーが交通事情で少し遅れた時など 『タイ人は時間にルーズなんだから』等 疑問が投げかけられ、嫌味を言われ、質問を嫌と言うほど浴びせられます。 国際経験30年の僕は人種的な偏見は全く持ち合わせていませんし、どの国でも人種に拘わらず信用できる人、信用できない人が居ると経験的に判っていますので、おかしなことを言う人たちが多いなあと首を傾げてしまいます。 例えばタイ人コックの社宅として何か所かマンションを借り上げているいるのですが、賃借するにはタイ人だけでは無理で、必ず僕が個人保証しなければなりませんし、場合によってはタイ人コックの社宅というだけで門前払いされる事もあります。 所謂、タイ人やアジアの発展途上国出身者に対する差別意識や偏見がマダマダ取り払われて居ないという事なのです。一方、日本人は白人に対してはコンプレックスがあるのか大変甘い様な気がしています。国際線のJALやANAのパーサーは何故か白人には慇懃無礼で同国人の日本人や東南アジア人には居丈高な気がしてなりません。国際感覚豊かな筈の航空会社のクルーですら嫌な意味の島国根性がまだあるのだから、一般庶民からは当然ながら島国根性が拭い去られて居ないのも致し方無いのでしょう。 こんな国際感覚の無い状況では真の意味の国際観光国家への道は険しいと言わざるを得ないと思うのですが・・・・ さて、僕は成長前夜のビジネスは全て、差別や偏見に打ち勝ってきていると考えています。戦後急成長した家電業界は、男尊女卑だった戦前は女性を甘やかす様な洗濯機なんぞを販売するとは怪しからんと言われていたものが、戦後の復興と共に女性の地位が高まり一気に成長したわけです。スーと出来てパーと消えると言われたスーパーマケットは確かに再編の嵐で消え去ったDやNもありますが両社を糾合したAEONグループ等、世界的な一大流通グループが日本でも育っています。少し前まで水商売として少し下に見られていた飲食業もマクドナルドの台頭を嚆矢として社会的に認知されて来ました。だからこそ世の中にタイ等の東南アジアに偏見が残っている今、ライバルが少なく飲食業としてのクワンチャイが成長しやすい状況だと密かに考えています。差別や偏見に耐え、その不条理をを享受して噴火前のマグマの様にエネルギーを貯めこんで、爆発的な成長の糧にしたいとタイ人・日本人の社員共々決意しています。

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