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辛旨トーク

病は気からだよ F君頑張れ

僕が経営するタイ料理クワンチャイは最近でこそ知名度があがってきて、有為な人材が入ってきてくれていますが、所謂上場有名企業に就職されている程の超エリート社員はマダマダ少ししか入社してくれていません。しかし少し挫折して自信を失っている人や、才能があるのに勉強の仕方が下手で2流大学の学歴しかない人、チョットやんちゃで高校中退や不登校だった人、怪我に悩まされて人生を中途半端にしか生きて来れなかった人、職場で頑張りすぎて出る釘となり 仲間に疎まれて屈折している人 等々ユニークな人達が集まってきます。そして彼らに会うたびに物凄く僕はエキサイテイングになります。何故なら少し僕のエネルギーと人生観を伝えるだけで魅力的で個性的な人材に変身する可能性のあるスタッフ達に巡り合える幸せを感じるからです。昨年、少し世捨て人ぽいF君がアルバイトで入って来て、今は貴重な戦力になっているのですが、昔スケボーかスノボーで膝を痛めてしまい足を引きずっていました。きっと昔は快活な好青年だったんだろうなー。しかし膝がダル痛くて仕事に集中できず人生を儚んできたに違いありません。かくゆう僕は大学時代レスリングをしていて腰を痛め入院していたのですが、病院から抜け出し試合に強行出場したのが祟り、数十年経過した今でも少し過労になると腰痛が再発します。右足の靱帯はテニススクール経営時代にテニスボールを踏んで部分断絶して以来3回も損傷をし、その上クワンチャイ創業時に厨房で10㎏のまな板を右足に落下させて親指と人差し指を骨折して神経も損傷したままで好きなバイクも水上バイクもお預けです。時折、疲れたり、寒くなると足を引きずるはめになりますが、仕事が楽しく気になりません。そう 僕は満身怪我だらけです。さてF君は決意して膝にメスを入れるをして今休職中です。僕は彼に言いました『膝にメスを入れても治るとは限らない。少し楽になるくらいだろう。しかし絶対に直すという決意を持てば治るんだよ 病は気からだよ』と。病気や怪我と上手く付き合う方法を知ればきっと人生の達人になれると思います。僕が昔,薫陶を受けていたダイワハウス創業者の故石橋信夫さんは満州で馬車に足を轢かれたとのことで不自由そうに歩いておられました。しかし一度、土地を見るとなると駿馬のごとく歩き回っておられました。ようは気持ちの持ちようです。F君頑張れ。元気な顔で店に戻ってきてくれよ!

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