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辛旨トーク

労働生産性の低さの象徴 飲食業を改革したい

世界の先進国の中でも日本人の労働生産性は最下位のレベルである。またその労働生産性の低い日本の中で従来からの飲食業はより労働が過酷だと言われている。昨日は『飲食業に従事する社員のモチベーションを如何にして向上させるか』というセミナーに参加したが、様々な報奨制度やプライズを付与したところで根本的な過重労働システムは変わらない。やはり労働生産性が高い業態開発をしない限り小手先のモチベーションアップを図っても焼け石に水だ。さて視点を変えれば目下、日本で飲食業で労働生産性が高く成長が著しいのは回転寿司チェーン、焼肉チェーン、ラーメン店チェーン、セルフうどんチェーン、セルフ串カツチェーン、珈琲やファストフードチェーン位だろうか? これらは何れも対面方式やセルフサービス方式でサービス要員が少なく労働生産性が高い業態ばかりだ。片やブラック企業と呼ばれた居酒屋チェーンWなんぞは、お昼は休みと言いながら、夜の準備に昼過ぎから出勤を余儀なくされる。半強制的に早朝会議を頻繁に行いながら深夜労働で朝4時頃までという過酷な労働条件で今も運営されている。このパターンで運営されているのが殆どの居酒屋チェーンである。クワンチャイでも熟練した有能な社員やタイ人コックの頑張りで今までは過酷な業務をこなしてきて今日に至っている。さて視点を変えれば人出不足や働き方改革を推進しようとしている日本ではアラユルところがセルフサービスを導入している。スーパーのセルフレジ。セルフのガソリンスタンド。お役所でも住民票や謄本はセルフで発行するシステムが採用されている。今後は銀行の審査部門すら省力化でAI(人工知能)導入するという動きだ。世界の文化をリードするアマゾンは無人スーパーをスタートさせている。それに比べて日本ではマダマダ殆どの飲食業では労働生産性を上げる動きが遅い。タイ料理クワンチャイでもセルフサービスのタイ料理ブッフェレストラン タイ食堂をオープンして好調に推移している。飲食業でも今後は競争力強化と社員の福祉の為にも積極的にセルフサービス方式に転換していくべきだと感じる今日この頃だ。

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