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辛旨トーク

コロナ後を考える 15 大谷翔平 リアル二刀流と 新庄剛志 破天荒二刀流の今後

昨日の大谷翔平選手の記者からのインタビューを見て、僕は本当にがっかりした。大谷選手にではなくて記者達の質問の内容だ。僕も含めて殆どの国民、特に野球選手を含めた多くのアスリート達が一番知りたかった事。それはいつ結婚するかや、印象に残ったプレーやホームランという様な、町内会の様な質問では無く、今迄の常識では不可能とされた二刀流がどうして大谷翔平選手には可能で、他の殆どの選手が不可能なのかだ。一般的にはプロのピッチャーは1度投球すると5日程は体を休めるし、今迄の二刀流はイチローや新庄の様に打撃も良いが肩も良いので、監督が余興で投げさせていただけだ。一方、大谷翔平は投手でもあり、果敢な走塁もするし、ホームラン王すら狙えた。DHや休養もあったが殆どは試合に出場した。彼が素晴らしい肉体と、地道なトレーニングと、徹底した自己管理と、クレバーな頭脳の持ち主である事だけで、これほどの成績を残せたのだろうか。何か特別の秘訣、トレーニング法、食事でもあるのだろうか? 正に此のことを僕達は知りたい。スポーツ好きの僕は、テニスの試合の翌日にゴルフのプロアマ試合に出たこともある。しかし、テニスラケットの振りとゴルフクラブのスイングの感覚の違いが余りにも大きく、OBの連発で苦しんだ記憶がある。帝王ジャックニクラウスはオフシーズンはゴルフを止めて、テニスを行い、テニスのバックハンドとゴルフの腰の回転が逆なので、体の調整とオーバーホールに励んだと聞いている。しかし大谷翔平は同時期にこれを行った。右投げ左打ちとは言え、ピッチャーの為の筋肉とバッターのスイングの為の筋肉も微妙に違うはずなのに、どうして二刀流を熟せたのか不思議でならない。手術で以前にもまして強力な筋肉が醸成された可能性すらある。対ヤンキースの時の投球は大きく乱れたが、それ以外は、二刀流がうまく熟せていた。精神力だけでは理解できない。投打に整合性のある常人は持たない筋肉があるのだろうか? 心の持ち方、切り替え方も大きな要因に違いないのだろうが不思議でならない。僕達アスリート達は様々な場面で、大谷翔平流の体と心の活性化を図りたい。そのことに関する質問が無かった事に僕は衝撃を受けた。メジャーリーグではこの不可能な筈の二刀流で成績が良かったことに驚嘆して他の選手を押しのけてMVP候補にあげている。だのに、母国日本に帰ればこんなアホな質問だらけで大谷翔平選手もイチローの様に記者嫌いになるのではないかと心配だ。一方BIG BOSS 新庄監督は記者に弛まず話題提供をしていて頼もしい。クレバーで天才肌の新庄監督は日本ハムにとっては安い買い物で広告宣伝効果抜群のチョイスだ。ネタ不足とキャッチフレーズ不足で、少しばかり単細胞なスポーツ新聞記者には素敵な贈り物だ。日本ハムの大ヒット商品 シャウエッセンも顔負けだ。今後の大谷翔平選手と新庄剛志監督の展開と更なる成長と発言には目が離せない。

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