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辛旨トーク

コロナ後を考える 16 失われた30年からの脱却

コロナ禍の2年の間に、僕も色々過去を振り返ることができた。日本のバブル崩壊から35年、JAPAN AS NO1と浮かれていた時期から 我々日本人は一部企業を除いて、大きく自信を失い日本政府も日本経済も、そして僕も迷走をしてしまった。これが失われた30年である。竹下総理時代のプラザ合意で急激なバブル崩壊が起こり、日本の多くのベンチャー精神のある資産家や投資家の富が吹っ飛んだ。この様な資産家や投資家は破産の憂き目にあったが、いわゆる無策で弱気なベンチャー精神に欠ける資産家や投資家は生き残った。もとはと言えば日本の一人勝ちに対する欧米諸国からの圧力に屈した結果だった。その後デマゴークの小泉総理、無責任な民主党政権、脇の甘い安倍総理と続いたが、冷静に考えれば大衆迎合に明け暮れ、選挙目当てのバラマキを連発し財政赤字を拡大し続けた政治冬の時代だった。 つまり失われた30年間は殆どがバブル崩壊で生き残った弱気で消極的な投資家の時代で、今後の日本の計を図る国家戦略が無い無策の時代だった。その間、いい悪いは別として中国は強いリーダーシップのもとに海外からの投資を呼び込み、平気で技術を盗み、有能な日本人をヘッドハントし飼い殺しをして急激に成長した。日本の凋落と比べれば陽と陰の関係である。挙句の果ては韓国にも馬鹿にされ従軍慰安婦でっち上げ問題で世界中に慰安婦像を作られ、徴用工問題で金をせびり取られる始末である。基本的に東北新幹線が中国にパクられたり、日本の世界一だった製鉄会社が中国に地位を奪われた様に、日本がカモにされて続けてきた30年であった。しかしながら例外もある。日本企業として確かな戦略を持ったバブルに踊らされなかった強いリーダーシップのある会社のみが成長した。中国の安価な生産コストを取り込んで成長したユニクロ。BRICSやGAFAなどのデジタル投資のセンスで成長したソフトバンク。世界のデジタル社会に欠かせないLSI等のセラミック基板の京セラ。パソコンやロボットに必須の小型モーターやEVカーに必須の高機能モーターの日本電産。この4社は日本の政治無策の中でも汎用性と世界勢力地図への適応力で急成長した。一方我が世の春を謳歌していた家電は三洋電機の消滅、シャープの鴻海への売却等、パナソニックやSONYの頑張りはあるものの世界の中ではポジションが低下している。自動車は販売台数では世界一のトヨタ自動車だが販売台数10分の一のテスラモータースに時価総額では10分の一程度と世界潮流のEVシフトの中ではガラパゴス化から抜け出せていない。今後の日本政府の大胆な産業振興策、破壊的なイノベーション策が無ければ60年前のイタリアと同程度だった貧しい時代に、転がり落ちて逆戻りしてしまうだろう。僕も35年前から15年前迄はアメリカ迎合でありながら最終的には退却した苦い思い出を持つ。そしてタイ料理を始めたが、失敗を幾度かして少し成長しただけだ。今後は10年計画、30年計画そして目先の成長戦略を立て会社をしっかりと超成長させて行こうと決意している。こんな事では政治を批判する事なんか出来ないから。

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