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辛旨トーク

シャトレーゼに久しぶりに行ってみた

タイ人コックさんが4年ぶりにタイに帰国する事になり、手土産に暈が多くてリーズナブルなお菓子という事で、10年ぶりにシャトレーゼに買い物に出かけました。去年秋に、シャトレーゼ創業者でオーナーの斎藤寛さんの 『シャトレーゼは、なぜ「おいしくて安い」のか』 という本を読んだ記憶があり、昔と比べて、シャトレーゼがどう進化しているかについても興味がありました。シャトレーゼは製造直販とフランチャイズ制でコロナ禍でも成長し続けています。所謂、無駄な広告宣伝費を一切かけずにSNSと自社チラシのみで手堅く認知度を高め固定客を増やしています。品質も良質の水の採れる白洲に工場を作ったり、良質の卵を使用したりして、商品構成も10年前と比べて数段向上しています。また郊外型の出店が500店舗と多かったのですがYATSUDOKIという都心型の店舗の出店と海外進出も進めています。洋菓子としては国際コンクールで受賞する等の派手さはありませんが、その総合力は抜きんでています。一昔前は国際コンクールでも受賞歴の多く高級洋菓子店チェーンのルーツだったエーデルワイスの創業者比屋根さん(今はアンテノールというブランドが主体です。またアンリシャルパンテイエ、ツマガリ、レーブドシェフ、ショータニ等のオーナーは皆部下だった人たちです。僕は個人的にゴルフを一緒にさせて頂いたりして創業時の努力を拝聴していました)がフランチャイズ菓子店事業を推進されたのですが、先鋭的な菓子店のフランチャイズ化には時代が少し早すぎたのかも知れません。やはり現代のチェーン菓子店のリーダーはシャトレーゼではないでしょうか。リーズナブルな価格、優れた品質、そして確固たる独自のマーケテイング戦略で堅実に成長される景気に左右されない経営姿勢は、僕達全ての飲食店の経営とマーケテイングの参考になると確信します。

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