昨日、クワンチャイで半年くらい働いて今年2月に退社した男性スタッフTさんと久しぶりに面談しました。新店舗の計画をお伺いしました。既に契約金も支払われて5月くらいにオープン予定とのことです。 自分で飲食店を経営したいと入社時からおっしゃっておられていたので既定路線という事です。お伺いした立地は僕の感覚だとクワンチャイが考えている商圏とは異なるので、ウーン難しいなーと感じるだけです。だけれどもTさんの考えられている業態には適正立地かも知れませんのでコメントは控えさせていただきます。出店し成功するかしないかの判断は最終的にはTさんの覚悟と動物的な勘と情熱しかないのですから。Tさんは、なかなかの努力家なので何とか成功されることを祈るばかりです。 頑張ってくださいね!!
レストランの適正な店舗立地を見つけるのは本当に難しいものです。業態によって原価率が異なりますが、食材原価率と人件費率を合計したFS比率が60%前後のレストランとして考えてみましょう。先ずいくら良い立地でも出店コストが嵩み家賃が高ければ永遠に赤字経営のままです。一方、立地が悪すぎると、余程魅力的なメニュー構成でない限り集客が難しくFS比率を云々する以前の問題として売り上げがたちません。クワンチャイでも2度、退店したことがあります。1店舗目はスタッフの能力不足によるもの。2店舗目は商圏を見誤り大型郊外型店舗を出店した場合です。タイ料理はまだまだ特殊な料理で都心型の立地しか成立しないと身に染みて感じました。特に赤字店舗の撤退は見切り千両という様に決断を早くしなければなりません。両店舗の撤退でクワンチャイも大きく傷つきました。立地選定は特段厳格に行いたいものです。 慎重なマーケテイングリサーチをして適正な立地選定を行う事と店を全面的に任せられるスタッフを見つける事が出来なければ無理をして出店しても上手くいくはずがありません。ココ壱番屋さんが創業者の時代には1店舗も撤退したことがなかったと聞き及んでいますが、それこそ死ぬほどの努力で全国の立地選定を行われ、店舗を任せうる優秀なスタッフを持たれていたという事で、本当に素晴らしいことだと思います。