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辛旨トーク

クワンチャイのなりわいについて PART1

よくお客様から、どうしてクワンチャイを始めたのですか? とよく聞かれます。話せば長くなりますが5回くらいに分けて説明します。まず僕はタイ人との姻戚関係はゼロです。クワンチャイを始める前にイギリスの会社で働いていたことがありプーケットにしばらく居たことがありますが、バンコックに泊まったことはトランジットで1日だけ、もちろんパッポン等の日本人の歓楽街すら知りませんでした。どうしてタイ料理を始めたのですか?と聞かれても『偶然に始めた』としか答えられませんが、様々な偶然の積み重ねが僕を後押ししてくれたのかもしれません。まず時系列的に説明します。                  30年くらい前に日本のせせこましいビジネス環境が嫌になり渡米してアメリカ永住権を取得して生活基盤とビジネスの拠点を欧米に移動しました。そのとき全米でのタイ料理店の数は200店舗程度でした。  欧米でのビジネス経験につては長くなるので後日お話しします。  日本には僕が創業した会社や売却した会社が5つくらいありましたが10数年前帰国した頃には、売却した会社を除いて殆どは壊滅状態でした。 さて日本で最初に始めようと考えたのが僕のワイン経験(僕はマスターオブワイン協会の日本人最初のスポンサーで、年間3000種類程度のワインテーステイング経験あり)を生かしたワインの飲める本格的な串揚げ屋さんを東京で開始する事でした。芦屋の僕と同姓のHさんが経営するAの東京店を僕が開店すべく、自由が丘のアンパンマンミュージアムの横で60席くらいの本格的な店舗を開店すべく準備していました。そのころ神戸のトアロード沿いのSというタイ料理店の経営再建を請け負う事になり、タイ料理の深みにはまり込んで、10数年経過したわけです。今でも当時の串揚げ屋さんのコンセプトだったら大成功したと思いますが、タイ料理店経営にはまり込むと、タイ人の労務管理もあり、ほかの仕事が出来ないものです。結局東京の串揚げ屋さんは断念してクワンチャイの1号店、クワンチャイ岡本店を出店する事になりました。

 

 

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