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辛旨トーク

クワンチャイのなりわいPART5

クワンチャイ岡本店の成功に伴い、三宮店、西宮北口店、芦屋店と店舗を展開しました。それも銀行借り入れはせず自己資金で。つまり経費を抑えて美味しくてリーズナブルなタイ料理を出すクワンチャイのビジネスモデルはお客様に支持され、それなりの収益を生み出すことが出来たのです。そのころには店舗出店のノウハウも固まり居抜き店舗を購入し自分の力で内装を施し、大工さんや工務店に依存するのはほんの一部に限定して出店コストは大幅に削減できる様になりました。しかし思わぬ大敵がクワンチャイに入り込んでいました。多店化に伴いタイ好きの日本人スタッフを採用しすぎた事が失敗の原因でした。経験的に労働VISAの取得が出来るタイ人コックの質は高く、安心して調理を任せる事が出来たのですが、タイに若くして興味を持った日本人スタッフの質はあまり高くありませんでした。タイで遊びほうけてタイ贔屓になった人。身も心もタイ人に捧げて日本人としてのプライドを忘れた人。日本人の悪いところとタイ人の悪いところだけ持った人。そんなスタッフを数人社員にした為に、クワンチャイの成長は大ブレーキをかけられてしまいました。そして今やっと彼らが去り、梅田店、淀屋橋店、天六店と出店を重ねる事が出来る様になった訳です。日本人としてのプライドを持ちクワンチャイのポリシーを理解してくれる精鋭達が育ってきた今、クワンチャイは第2の成長期を迎えようとしています。

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