タイ料理の位置付け は 僕はタイ料理は料理界での横綱にはなりにくいと考えています。それはタイで一番といわれているマンダリンオリエンタルホテルの中のレストランの配置が全てを物語っていると考えます。一番はメインダイニングのフランス料理店 これが東の横綱 二番目は玄関の横にある中華料理店 これが大関 三番目がタイの民族舞踊を見ながら食べるタイ料理店 これが関脇 そんな位置付けになるのでは無いでしょうか? 一方人気急上昇中の日本料理店や日本旅館を考えれば 贔屓目に見て日本料理は西の横綱になると思います。タイ料理店クワンチャイを経営する僕がタイ料理を関脇と位置付けるのもおかしな話ですが、変に思い入れ過ぎてフランス料理店や日本料理と同じ様に凝りすぎて異常に高額な価格設定をすることは間違っていると考えています。タイ料理は宮廷料理であってもカジュアルで楽しく、価格もリーズナブルで週一回位に仲間や恋人と食べに行く、一人当たりの客単価は昼は1000円夜は1500円~5000円というのが妥当では無いでしょうか? ですから高額すぎるタイ料理は避けたほうが無難です。 次にタイ料理は様々な調味料やハーブを使用するので、そこそこの料理人でも一応タイ料理らしきものを提供出来る事が偽物のタイ料理店を見分けしにくくしています。 本物かどうか見分ける方法として優秀な料理人は若手時代に厳しい修業をしているのでタイカービングは間違いなく出来るはずです。それから良いレストランで修業したコックさんは衛生管理を叩き込まれているので厨房内が整理整頓されているか、トイレが清潔に保たれているかも判断材料になります。もう一つホールスタッフが接客の基本が出来ているかも参考になります。料理内容 価格 サービス この3つがバランス良く為されているのが本物のタイ料理店と言えるでしょう。
その他の辛旨トーク
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