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辛旨トーク

消費税増税論議について考える

国会でも、マスコミでも消費税増税を決定通り来春から実施するか、再度延期するか議論されている。我々飲食店にとっても毎年の消費税支払いは頭痛の種だ。特に税務署の担当官曰く『消費税は預かり税で既にお客様から売り上げにオンして頂戴しているものなので消費税支払いに苦慮する事自体が筋違いである』との事。しかし安倍政権になって、経済音痴の民主党政権よりもデフレスパイラルから少しは脱却したというものの、やはりお客様の安値志向は依然として強く飲食店もお客様の安値、食べ放題、飲み放題志向に苦慮しているのが現状である。税務担当官に『なんとか消費税を減額して頂けないか?』とお願いすると、『クワンチャイの様に繁盛しているところはチャンと消費税を支払ってもらわないと困ります、何故なら多くの飲食店は消費税を払えなくて困っています』との事。今の8%の消費税でも支払いきれず苦労している飲食店が多いのに更にUPして本当に大丈夫かなーと思ってしまいます。実は将来、消費税はもっと欧米並みに上がると考えていますが、日本の今の税体系では消費税UPには反対です。何故ならビールを例にとれば酒税が30%程度かかっているために350mlの缶ビール1本が小売価格180円程度していますが、アメリカでは酒税が安くバドワイザー350ml1本が小売価格65円程度だからです。つまり今の日本では間接税が異常に高く消費税を含めると日本で缶ビール1本180X1.08=224円 一方アメリカでは州によって消費税が違いますが仮に20%としても65円X1.2=78円 となり圧倒的に日本より安いわけです。ですから渋々、発泡酒を飲むわけですけれどそれでもアメリカのビールより高くなります。こんなに間接税が高くなかったら消費税をUPしても大丈夫と思いますが、今の日本の閉塞感はこの異常な重税感も原因しているのでは無いでしょうか? さて、こんな厳しい経済状況では多分、安倍総理は増税延期を打ち出して、その信を問うという名目で衆参同時選挙に打って出る計画でしょう。そして選挙に勝った次の段階で1000兆円の国家債務を帳消しにする秘策『財産税』(※日本の隠れ金融資産といわれている3000兆円に対して30%程度の課税をする。その準備としてマイナンバー制度も導入されたと考える)を打ち出し一気に国家債務の棒引きを図り、国家財政の健全化を目指す覚悟でしょう。そのXデイは2年以内だと踏んでいるのですが?

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