Toggle

辛旨トーク

ライオンは眠らない

小泉総理時代に販売されていた『ライオンは眠らない』という書籍をご存じだろうか? ライオンとは小泉元総理の髪型 ライオン丸 から取ったもの。国民の絶大な支持を受けていた小泉総理時代に財産税を導入して当時700兆円にも及んだ国家債務を棒引きにするという画策を描いたものだ。しかし自民党内でも基盤の乏しい小泉元総理には実行出来なかった。今や1000兆円を超える国家債務があり、生半可な2%UP程度の税収増では1000兆円を減らすことなど到底不可能なことは算数の出来る小学生でも判る筈だ。財産税のメリットは一部の金持ちのB勘定(所謂 裏金)を炙り出して課税する事によって政府歳入を合法的に得る事だ。小泉政権時代にはB勘定は4000兆円程度と言われていたが、財産税を恐れる金持ち達が資金を海外に移動させている筈だから今は3000兆円程度に減っていると思われる。このお金を紙幣変更(今の紙幣を流通出来なくする)という手段で表に出させて30%程度の財産税を賦課すれば900兆円が財産税の収入となる。日本では戦前一度、財産税は導入され国家財政を立て直した経緯もあり、日本を健全な国家に再生させるには安部自民党政権が絶対的な権力を持って居る、今しか無いのではないか? 日本再生のラストチャンスがマイナンバー制度も定着してきた今、財産税の導入にある。この施策の最大の特徴は日本の納税制度を悪用して来た、特定の金持ちを懲らしめ、一般庶民には何の負担も発生しないことだ。大多数の国民は大賛成する筈だ。 さて1000兆円に上る国家債務の原因は何であろうか? 情実で経済性を無視して作った地方新幹線、経済効率を無視した無駄な地方空港、日本のゲートウエイとして出来た関西国際空港等の国際空港、需要予測を大幅に誤った明石大橋等々の過剰投資の公共事業、経済性を無視した地域おこしという名目の政治家の得票買収制作。そのつけを結果として国民が払わされる事には到底納得がいきません。例えば関西国際空港。結果的にORIX連合に経営委託する事になったがその過剰設備投資は常軌を逸しています。わずか滑走路3本(2.5本と呼ぼうか)で2兆円の投資。同規模の中部国際空港で6000億円、滑走路4本のインチョン国際空港で5000億円(当初3000億円の予算だったが責任者の不正で予算が大幅にUPしたとして投獄された)。関西国際空港が海上空港という特殊性を持って居るにしてもゲートウエイという事は世界と同じ土俵で戦わなければならない。着機料も同じだ。経済効率を無視した国際感覚を忘れた悪党政治家の情実と賄賂政治による馬鹿な過剰投資こそが日本の異常な国家債務の根本にある。このことを断罪しないで財産税導入で国家財政が健全化されても、この異常な国家債務の原因を分析し悪徳政治家を断罪しなければ同じ轍をくりかえしてしまう。

 

その他の辛旨トーク

Return Top