Toggle

辛旨トーク

造幣局の桜とポトマック河畔の桜

今日、タイ人コック達を連れて造幣局の桜を見に行きました。明日から雨という事で今日が桜の見納めという事もあり大盛況でした。 タイ人コック達は日本人以上に桜好きです。芦屋のコックさんも毎日の昼休みに芦屋川の桜を見に出かけています。この造幣局の桜を一般公開したのは1883年 当時の造幣局局長 遠藤謹助でした。アメリカに桜並木を誘致しようとして奔走したのが1884年に訪日した旅行作家エリザ シドモア女史でした。きっと女史は造幣局の桜並木に感銘を受けてアメリカに桜を持ち込もうとしたに違いありません。その後、1912年に当時の横浜市長だった尾崎行雄らの奔走でポトマック河畔の桜並木が出来ました。造幣局の桜の通りぬけもわずか1週間のイベントですが、その狂おしい美しさは訪れた人の心を捉えて離しません。 ポトマック河畔では3000本以上の桜が3週間ほど咲き誇り、訪れる人々の心を打ちます。そのルーツである造幣局の桜並木は350本程度で1週間のみのお披露目です。ですが何故か日本の桜の艶やかさはポトマック河畔の桜より美しく感じます。咲いている期間が短いからなのか。樹齢が若干長いからなのか個性が豊かなのかわかりませんが、やはりルーツはルーツ。 遠藤謹助氏に感謝です。 そうそう将来、タイで開発事業をする場合は日本とタイの友好の証に桜並木を作りたいと考えています。

その他の辛旨トーク

Return Top