最近のエスニック料理ブームで増加しているのが　インド料理店、ベトナム料理店、そして　タイ料理店です。インド料理店は日本人のカレー好きもあり安定した成長を遂げている様です。また日本人より計算に強いという評判のインド人がコストを徹底して抑えて運営しているので余り潰れたという話を聞きません。ここではお客様から類似していると見られ勝ちなタイ料理とベトナム料理を比較してみましょう。まずタイ人とベトナム人の差について。思慮深いベトナム人と比べて、おしなべてタイ人の方がおおらかで享楽的かもしれません。どちらの国も女性コックは殆どが働き者ですが男性コックは働き者に混ざって怠け者も散見します。次に料理の差について述べましょう。タイ料理とベトナム料理では特徴は似ているものの、国の生業が大きく異なり、料理の個性は大きく異なります。タイ料理は国際観光都市バンコックに多くの外人観光客や会社赴任者が訪れて影響を受けることにより多彩な要素を持っています。中華料理的な要素、フランス料理的な要素、日本料理的な要素、そして本来の古典的なタイ料理の要素です。一方、ベトナム料理はフランス統治が長かった為にフランス料理的な要素と古典的なベトナム料理の要素を持っています。ですから料理のバライエテイからしてタイ料理が400種類、ベトナム料理が100種類位であり多様性においてはタイ料理が圧倒しています。しかしベトナム料理はフランス的な色彩が強くタイ料理よりもカフェとしては洗練された要素を持っています。ですから楽しく食事をし痛飲するならタイ料理を選び、カフェとしてゆっくり時間を過ごすにはベトナム料理が向いているかもしれません。クワンチャイでは居抜き店舗に出店するケースが多々あります。撤退した店舗にはそれなりの理由があると考えられますが、僕たちは、その弱点を補正する事によって店舗を成功に導いて来ました。因みに前居抜き店舗はベトナム料理店、フランス料理店、イタリア料理店、ドイツ料理店です。これからも判る様にクワンチャイのタイ料理は他の料理店よりも競争力が優れていると自負しています。