僕の予想通り、へっぴり腰オバマ大統領から、レーガン大統領以来の強い大統領の可能性を秘めたトランプ大統領の誕生となった。さて、米軍基地や自衛隊基地が来ることの是非についてＮＨＫで特集を行っていた。平和ボケも極まれりである。　一般論を話そう。　僕がアメリカ在住時代に住宅分譲を行っていた時、周辺住宅地の地価が１０００人規模の基地が近くに出来ると発表された途端に３０％も地価が急騰した事を記憶している。ことほど左様に取りはぐれの無い資金が落ちる基地誘致は地域経済には朗報なのである。現実論として疲弊した日本の地方都市にとって基地が出来る事は、地方経済が潤い、莫大な補助金が貰えて万々歳なのである。そりゃ実弾演習の爆音やオスプレイの騒音が気になるが存続の危機にある限界集落にとっては宝くじが当たる様な幸運なのである。沖縄の様に補助金ズレしていまって、米軍基地反対ばかり言っている困った地域もある訳だが、トランプの言う様に経済的見返りが無い理由で米軍が撤退してしまって補助金が無くなれば日本の最貧県になり果ててしまう。場合によれば中国の植民地になってチベット並みに弾圧を受ける事になる可能性も否定できない。基地はトラブルも多いが経済的な効能は抜群なのだ。　さて日本で住民当たりメルセデスベンツの普及率が一番高い村がどこかご存知だろうか。それは山梨県山中湖村である。人口２０００人につき、毎年１２億円の自衛隊基地騒音に対する日本政府からの補助金を貰っているのである。毎年１人６０万円のボーナスを貰えたらそりゃベンツも買える訳だ。