僕は、お客様に少しでも喜んでいただこうと考えてサービスしています。驚いて頂こうと悪戯っ子の気持ちでサービスを楽しんでいます。　例えばお客様が痛飲したいと飲み放題90分コースをオーダーされた場合でも、絶対にドリンクの中身やビールの注ぎ方は手抜きしません。何故ならお客様の本心はいっぱい安く美味しい酒を飲みたいと考えられているからです。巷の居酒屋や良いサービスを受けた事の無いアルバイトなんかは、飲み放題だからと雑にサービスする事が多いと思います。飲み放題を頼んだお客様からすれば安くていっぱい飲むんだからと痛飲する欲望に負けてしまい、美味しいお酒を出してもらえなくても仕方ないと心の隅で思って居られます。ここがビジネスチャンスです。飲み放題なのに丁寧にサービスしてもらい美味しい酒を飲めた！。これは驚きであり、いい意味で期待を裏切る事になります。受託している2000円の高級弁当でも、カタログに掲載されている弁当の写真以上の盛り付けを心がけています。高級牛肉4枚が写真で写っていたら5枚入れるようにしています。カタログではマカロニが3本しか盛り付けられていなくても5本入れる様に心がけています。これもいい意味で期待を裏切って頂こうと考えているからです。料理に合わせてお酒を飲まれる場合、例えばバーボンハイボールを3杯飲まれる場合、（お客様によりますが・・・）最初はシングル、次は少し濃いめ、3杯目はダブル　と酔い具合に合わせて、お客様が最も美味しいと感じられる様に調整してサーブしています。　これも昔、北新地で飲みまくっていた時の経験を活かしています。最近はへんてこなマニュアルを重視して運営しているレストランが殆どですが、人間対人間の心のこもった、温かいサービスを行う事こそが飲食業を行う原点だと考えています。