昨日のローランギャロス われらが錦織圭は楽勝かと思いきや、途中で肩痛を発症。マッサージを受けたもののその後のサービスは威力を欠き3セット目はタイブレークに持ち込まれ、何とか勝利したものの今後の試合について不安を残すゲーム運びとなった。テニスのセンスは抜群ながら常に怪我に悩まされる錦織圭。現代のパワーテニスには華奢な体の彼はダメージも相当深刻なのだろう。体力的にも既にピークを過ぎている様に見える錦織圭。何とか肩痛を完治させて次に当たる韓国選手も撃破してもらいたい。さて今はハードコート全盛の時代 全米も全豪もハードコート 日本のメインスタジアム 有明も時代に倣ってハードコート。全英はボールが滑りやすい芝生のコート(サブコートは砂入り人工芝のオムニコート)。そして全仏はアンツーカーコート 非力な選手にとっては走り回りやすくボールのバウンドも緩くなりテクニックを生かしやすい。錦織圭のヘッドコーチだったマイケルチャンが4大大会で唯一取ったチャンピオンシップも全仏だった。チャンはその後腰痛の為に若くして引退することになった。錦織圭も一番テクニックを生かし易く優勝も可能なのがこのアンツカーコートである。だからこそ今回の全仏で有終の美を飾ってもらいたい。どう考えても体力的に劣る日本人にとっては、日本のメインスタジアムはハードコートを止めてアンツーカーコートとかグレイサンドコートかオムニコートにしたほうが有利だ。翻って清水や熊谷や佐藤の時代、畑仕事で足腰を鍛えていた日本人テニスプレイヤー達は軟式テニスで培ったトップスピンと粘り強いラリーの応酬で勝利を収めデ杯で優勝寸前まで行ったものだ。来るべき東京オリンピックでも日本選手の金メダルを期待するのなら、日本人有利な土か砂入り人工芝のテニスコートに今から変更して行くのも国家戦略の一つでは無いだろうか。
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