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辛旨トーク

タイ料理の将来地図

コロナ禍を受けて飲食業界地図は大きく変貌しつつある。僕はコロナのセイで5~10年先の業界地図が一気に早まって来たと考えている。今から1年以内にコロナ禍以前には約40万軒あった中小、大手チェーンを含めた飲食店は淘汰が進み半分の20万件に減少。飲食店の形態もマクドナルドやケンタッキーや回転寿司、焼き肉店、専門料理店等の専門店チェーンは少しずつ拡大していくが、ファミレス等の独自性の無い店舗や個性の無い店は淘汰が進んでいくと考えている。都心型店舗は超高級店、超安売り店、有名シェフ店、ニューコンセプト店等の強烈な個性を持つ店舗のみ生き残り、ただ単に都市部にあるだけの平凡な店舗は家賃の高さのわりに売り上げが上がらず淘汰が進んで消滅していく運命にあるだろう。郊外型の職住近接型の店舗は専門店のみデリバリー・テイクアウトも兼ねて成長していくだろう。タイ料理に関して言えば日本中で2000店舗存在するが、5年以内に倍増の4000店舗に増加し市場占有率は2%程度までに増え市場の地位を確定するだろう。従来タイ料理店成立の為の立地条件は人口20万人以上と考えられてきたが、人口5万人以上で成立すると考えられる。何故なら5万人の2%つまり1000人の固定客が月3000円利用してくれたら月商300万円、経常利益月30万円の優良店舗が成り立つことになる。人口7万人の町でラーメン店が5軒、焼き鳥屋が3軒、王将が1軒、中華料理屋が3軒、イタリアンが2軒、蕎麦屋が2軒、あるとすれば、そこに1軒タイ料理屋があってもこれからは不思議ではない。いまこそタイ料理の未開地域で創業者利益を得ようでは無いか。2番手では遅すぎる。何せタイ料理は薬効のあるハーブを多用し、天然発酵調味料を使うヘルシーな料理なので、疫病はびこるこるコロナの時代にはうってつけの料理なのだから。

 

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