ソムタム 青パパイヤのサラダはタイ東北部イサーン地方の代表的サラダです。ソムタムはクロックという臼を使いサークという棒で千切りした青パパイヤを叩いてしんなりさせてニンニク、赤唐辛子、さやえんどう、ミニトマト等を入れて、ナンプラー、レモン汁、ココナッツシュガーを合えて作ったソースを混ぜて作ります。昔は、フイリッピン産や沖縄産の青パパイヤしか入手出来ませんでしたが、地球温暖化の影響で、最近では九州や四国、そして地元の兵庫県でも収穫でき、入手がたやすくなりました。尚、青パパイヤとフルーツのパパイヤとは品種が異なり、フルーツパパイヤは熟成すると甘く食べごろになりますが、青パパイヤは熟成すると劣化して廃棄する事になるので要注意です。未だに価格が1個当たり1000円位と高価なので、一般的なタイ料理店では、ソムタムを注文するとキュウリやニンジンを多く入れて嵩を増やし青パパイヤの量を減らす事が横行している模様です。勿論クワンチャイではタイのソムタムと差が無いように十分に青パパイヤを使用しています。タイではレストランでは消化酵素パパインが多く含まれるソムタムを必ず最初に注文し、胃の状態を整えてから料理や酒を注文するのが一般的です。尚、タイの市井のレストランではソムタムに生ガニを入れている事が多く、これには細菌が含まれている場合もありお腹を壊すので要注意です。また生ガニを入れていなくてもクロックやサークに細菌が付着している場合があるので、残念ながら市井のレストランではソムタムを注文しないことをお勧めします。ですから3つ星以上のホテルや高級タイ料理店でのソムタムの注文が無難です。勿論クワンチャイでは、衛生管理に十二分に神経を使っているので生ガニなぞ入れる事もなく安全ですのでご安心ください。