いよいよ成長戦略の一つとしてのカジノ誘致が法制化されそうになってきた。 公営ギャンブル、宝くじ、パチンコ、スロットと殆どしない僕が自説を述べるのはどうかと思うが、過去、世界40カ国程度でビジネスをして来た僕としての私見を述べる。 まず本来のギャンブルは金持ちが遊ぶものであり、金持ちから金を奪い取る事が目的である筈。 ところが日本の公営ギャンブルの主たる顧客は一攫千金を夢見てなけなしの金を賭ける貧者が多い。 パチンコもスロットも知識不足か知らないが、貧者から金を毟り取る良からぬビジネスでは無いだろうか。因みに韓国、タイ、中国、そして欧米も含めて誰でもパチンコやスロットが出来るのは日本だけではなかろうか? 既に日本は良からぬカジノ大国である。 弊社のタイ人コックやタイ人アルバイトも初めて日本に来てパチンコやスロットにはまり込んで身を持ち崩した人もいる。 政治家は国民の幸福を考えるなら貧者から金を巻き上げるギャンブルは縮小の方向に誘導すべきである。 もしこの様なパチンコやスロットを縮小するのなら金持ちから金を社会に還元させる力になるカジノは大歓迎である。 因みにドイツの高級リゾート地バーデンバーデンでは高級カジノの年間収益は100億円以上あり、この収益を芸術活動やカラカラテルメやアイリッシュバス等のスパ施設の運営に充当し健全なリゾート地の運営を行っている。 大阪市も大阪府もカジノ誘致に積極的であるが、財政赤字の補填に使うのではなく、予算をカットばかりしている芸術活動支援に使うなら大賛成だ。 さてもう一つ日本と欧米との差で大いに気になる事がある。 それはカジノを含めた公営ギャンブルの還元率である。 日本のそれは60%にしか過ぎない。 アメリカのケンタッキーダービー、ラスベガスやアトランテイックシテイのカジノの還元率は80%。フランスの凱旋門レースも80%だ。日本の公営ギャンブルの還元率60%も低すぎるし、パチンコやスロットの実質還元率は50%以下だろう。日本で外国人観光客や金持ちにカジノを使わせ繁栄させようと真剣に考えるなら世界標準の還元率にすべきだ。 その為には運営主体も従来の非効率な日本流システムではなく、合理的システムで運営すべきである。折角、ギャンブルの健全化を目指すなら成功してもらいたいものだ。 とらぬ狸の皮算用 にならない為にも。
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