オーストラリア人夫婦のタイ人代理母問題に続いて日本人の24歳の若者の15人にも及ぶ代理母?人身売買?問題でマスコミが騒いでいる。 この代理母の実家にマスコミが訪問し困窮した生活を送っていると伝えている。 しかし彼らが特別に困窮しているのでは無く、これがタイの田舎の標準的な生活なのである。 この問題の根源は タイに於ける10%程度の持てる層と90%程度の貧しい層との絶望的な貧富の差から起因している。実質的に相続税や固定資産税が無いタイでは資産家や高等教育を受けた、その子供達やごく一部の成功者は豊かになりやすい。 一方貧しい、或いは標準的な庶民は、厳しい奈落から這い上がれない。 何故なら首都バンコックで学歴が無く働こうとするなら精々月収3万円。 市内でシャワー付のアパートを借りたら2万円。 これでは一人で住むなんて到底無理である。 数人の友人とワンルームマンションをシェアーしたところで食費をマイナスすれば、お金が残る筈も無い。 一方、バンコックから3時間以上バスでかかる田舎で小作農として生活すれば夫婦で月収2万円がやっとである。これでは貧困という奈落から這い出すには、女性ならいかがわしい商売に身をやつすか、代理母で赤ちゃん一人当たり50万円を稼ぐしか無いではないか? 男性で学歴やコック等の専門職としての差別化が出来ないなら、追いはぎもどきのトクウトクウの運転手や、ヒモまがいの仕事しか無いではないか? この極端な精神的、金銭的な貧困から来る、赤ちゃんや、その代理母の人間としての尊厳の喪失 これこそが最大の病巣である。 そのタイ人の尊厳を踏みにじる24歳日本人青年の代理母?や人身売買?の行動は我々日本人として真に恥ずべき行動である。
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