タイフリークのお客様に、クワンチャイのタイ料理はデフォルメされたタイ料理だと指摘される事があります。どうしてですか？と聞くと『日本人に合わせて辛くない』との事。　ちょっとまって下さい。　辛い料理がタイ料理だと錯覚されていませんか？　タイでタイ料理店や屋台を含めて１０００店舗以上、食べ歩いた僕こそタイフリークと自負しています。　タイ料理とはタイハーブと天然調味料を使った素材の良さを生かした香りの料理です。　まず辛いタイ料理は全体の３分の１程度しかありません。　それから日本人観光客が殆ど訪れない、ヌーベルタイクイジーン　や　ＯＬやインテリが通うタイレストランのメニューでは９割は辛くない料理です。　主に辛い料理を提供しているレストランは衛生管理が悪い屋台と昔ながらのタイ民族料理店です。　何故辛いか？それは冷蔵庫や冷凍庫の設備が乏しい衛生管理の悪い部分を唐辛子で滅菌しようとしているからです。　もちろん様々なタイハーブを使ったタイ料理は香りが強く刺激的です。　残念ながら日本で収穫できない一部のタイハーブは冷凍状態でタイからの輸入に頼っていますから、新鮮なタイハーブを利用したタイでのタイ料理店と比べると香りが乏しいこともありますが、意図的にタイ料理を日本人に合わせてデフォルメする様な事は皆無です。　たまにグリーンカレーが辛くないと指摘されることもありますが、ココナッツミルクを入れてマイルドにしていますが、強烈な刺激をお求めなら、スタッフに『現地の辛さ』と注文して下さい。喜んで対応させて頂きます。決して『現地の甘さ』とは言わないで下さいね。　場合によってタイでのタイ料理は物凄く甘いことがあるので要注意です。　たまにタイ料理店のテーブルに置いてある薬味４点セットは　ナンプラー、酢、唐辛子、そして砂糖なのですから。