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辛旨トーク

葛飾北斎

ゴールデンウィークの稼ぎ時 休憩時間に神戸市立博物館で行われていたボストン美術館所蔵の葛飾北斎浮世絵展を駆け足で見学してきました。 昔、アメリカをベースに生活していた時にボストン美術館にも訪問した記憶があり、思い出がてら行ってまいりました。神戸市立博物館はすごい来館者で賑わっていました。 富嶽36景を初め、風景版画の精緻さには改めて感心しました。 また滝や花鳥の描き方の斬新さには現代人である我々にも新たなインスピレーションを与えてくれます。但し、いくらボストン美術館の保存状況が良好とは言え、江戸時代に作成された浮世絵版画の台紙や絵具の色彩は退色が激しく、200年位前に発行された時の鮮やかな彩色を観たいものだとも感じました。下種っぽいですがコンピュータを駆使して、当時の色を再現して掲示して頂けたら、別の意味で感動出来たのにとも思いました。特に『雪花月 吉野』の白く退色した吉野桜がどんな色で描かれていたんだろうと別の意味で想像を巡らせました。昨年 吉野桜を観にいき感動した僕にとっては。さて、別の意味で感心したのは北斎の寿命。人生50年と言われた200年前に89歳まで生きた彼。 漢方薬を自分で調合していたとも言われていますが、酒も飲まず常に新鮮な感受性を持ち創作活動を続けていたからこそ驚異的な長寿を全うしたのでしょうか? 現代人であれば130歳位まで生きた事になる北斎。僕もがんばるぞ!

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