タイ料理店というサービス業をしていて、『ああ嬉しいなあ』という瞬間があります。だからこの稼業を止めれないんですけれど。『天六店が気になって何度か前を通っていた。　タイで食べたタイ料理のトムヤンクンほど、美味しいトムヤンクンを出す日本のタイ料理店が無くて、足が遠のいていたんだけれど店の外観や看板やシャッターの絵が気になって、つい入って、トムヤンクンを食べたらタイで食べたより美味しかった』と聞いて、本当に感激。　タイでは香りのいい『こぶみかん』を使えるんだけれど、日本では入手困難。そこで殆どのタイ料理店は『レモン果汁』を代用しているんですが、エグ味、酸味があり、タイの美味しいレストランで食するトムヤンクンとはだいぶ味が違います。ですからクワンチャイでは『こぶみかん』の代用品として料亭で使用する高級果汁を仕入れて使っています。そんな僕達の苦労がお客様の言葉で　『アー　わかって頂けるお客様がいるんだ！！』と嬉しくなります。　通りすがりの、お客様に救われるそんな魅力的な仕事がレストランというサービス業です。