関西婦人倶楽部を会長として60年以上主催されていたスーパーオバアサン續節子さんが昨日97歳で逝去された。 四国、高知で名門の家で生まれられ幸せな結婚をされ、世界を駆け巡り、天寿を全うされて大往生された。しかし續会長は日本の既成概念の上流階級の夫人像とは大きく異なり、歯に衣着せぬ毒舌と、天衣無縫の図図しさと、面倒見の良さで5000名を擁する会員から慕われ愛されて来た。僕は早世した父親や叔父さんを介して知り合い既に30年以上のお付き合いであった。人間観察力に優れ、鋭い霊感もお持ちで伴侶を紹介してくださったり仕事のアドバイスをして頂いたりと、友人以上お付き合いであった。面倒見のいい筆まめな續会長は昨年の末まで大変読みにくい達筆?で月に一度はお便りを下さった。あの筆まめさで毎月数百人の友人や会員にお手紙や葉書を出されるのだから逝去される直前まで頭脳は明晰であった。しかし續会長のお考えに従うには、ご親族や身の回りの世話をする方々は大変な御苦労であったあろう。 一度、もう日本を脱出すると言われてご子息がゴルフ場の支配人もされているサンタバーバラに住まわれていたが、續会長の陽性で物おじしない性格はきっとアメリカ人気質にもあっていたに違いない。再び日本に帰ってこられて関西婦人倶楽部の活動を再開されたのであるが、とにかく多芸多才で縦横無尽で、90歳を過ぎられてもその活力には感嘆したものである。今年になってちょっと食が細くなったと、会長のお嬢様からご連絡を頂き、10日程前に手作りのスイカシャーベットをお届けに行き、續会長の柔らかく温かい手を握りしめた感触がまだ鮮明に残っています。どうか天国でも皆を笑わせて楽しく過ごしてください。合掌