ラーメンフリークの僕にとっては豚骨ラーメンの雄はやはり博多一風堂である。最近はタイ料理ばかり食べて居るが、昔、赤坂を拠点にしていた頃は、年間500食はラーメンだったと記憶している。おかげで当時、体重は今の健康体より10kgも多くなっていた。一風堂はその洗練された店内の雰囲気とサービスの質の高さ、ヒツコイ味のはずの豚骨スープがサラッとしていて癖になる味、そして販売価格が高いのが特徴である。海外3番目の拠点の韓国で何故、全面撤退したのか? AKグループとのフランチャイズ契約解除が原因とされているが、僕は韓国でのサービスの質と味を守り切る事→それが高価格維持に連動していた が難しかった事、そして健康志向の消費動向に原因があると考えている。 飲食サービス業はガラス細工の様に壊れやすく繊細な事業である。味・サービス・店の雰囲気の3つの要素と経営者とスタッフの意識が一致して上手く連動してこそ初めて適正価格をお客様から頂戴出来る訳である。個性のない店で、ただ漫然と普通の料理を普通のサービスで提供しているだけでは、過当競争に生き残れない。一風堂の失敗は何も他人事ではない。
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