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辛旨トーク

弁慶の泣き所

僕は、自分で言うのも何ですが、高校生以来、睡眠時間は4時間で十分ですし、体力、気力も同年齢の友人と比べると、数段あると自負しています。一度、東京の砂防会館近くにある占い師のところに連れていかれて僕の運命を見て頂いたことがあります。 所謂パワーは常人の3倍程度あり、何かを成し遂げるか、有能な補佐役になる星を持って居るとの事でしたが、なかなか底辺から脱出出来ずにいます。 何か少し考えを改めれば良いのでしょうが、なかなか悟りの心境に到達出来ません。ある人は僕を超人と呼んでいます。しかし僕には情けないほどの弱点・所謂、弁慶の泣き所があります。一つは母親。母親は気の小さい人で僕の性格からベンチャー的な事をしようとすると、どこからか情報を収集してきてストップをかけようとします。それも、僕を守ってくれていると母が信じている山奥の不動明王の前で半日以上願掛けするんだからたまりません。その為に何度、ビジネスチャンスを逸したかも知れませんが今、余命を何とか五体満足で生きているのは母が危険な事にストップをかけてくれたからかも知れません。もう一つ、僕には弱点があります。皮膚がものすごく敏感な事です。誰も刺されないのに僕だけ蚊やダニに刺されて腫れあがってしまうのです。そして長い期間、腫れが引かなくてひどい時には熱が出て苦しむことになります。こんな体質だから鼠が潜んでいた南京町や不潔な場所ではクワンチャイが営業できないのかも知れません。

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