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辛旨トーク

籠池氏証人喚問から見え隠れする藪の中

いよいよビッグマウス籠池氏の衆参両院での国会喚問が始まった。証言から見えるのは、やはり籠池氏の教育者らしからぬ言葉の軽さと詐欺師と見まごういい加減さだ。安部昭恵夫人のわきの甘さと、その夫人の取り巻きスタッフの生真面目さが生んだ甘さと、妻への管理能力の不足している安倍首相の人の好さだろうか。小学校として認可する事があり得ない資金的に問題のある森友学園とノー天気な昭恵夫人との変なシナジー効果が虚構の小学校開設直前までを生み出した珍事件という事だろうか。一番安倍総理にすり寄りたかった松井知事を筆頭とする維新の幹部たちの忖度も素早いが、一気に籠池氏を切り捨てる逃げ足も素早い。経済事件とはならないが、絶対的安定政権である筈の自民党と安倍総理の信頼はがた落ちだ。そして、安部総理の虚像にすり寄らざるを得なかった官僚達の悲哀も感じられる。100万円を安倍総理夫人が森友学園に寄付をしたかどうかは藪の中。寄付金集めに苦労していた籠池理事長としては安倍総理から寄付金が仮に入ったら一気に寄付金集めが進むと喜々雀躍するのは当然だし、寄付金集めに苦労していた籠池理事長ならインチキで安倍総理から寄付金をもらったかのごとく演じる事もありそうだ。両者の意見が全く異なり真相は藪の中だ。一言で言って思想的に共鳴しあっても言葉で国民をけん引する立場の安倍総理の夫人が付き合うべき人種としては言葉に信頼性の無い籠池夫妻は不適切であった。事件が発覚してからも30回以上もメールで籠池夫人と昭恵夫人がやり取りしていたとは、わきの甘さにも程があるし秘書達の責任も重大だ。安倍総理も秘書達も昭恵夫人の暴走を止める事が出来なかったのだろうか? 外遊ばっかりして世界的な知名度はあがっただろうが、妻の暴走と脇の甘さをコントロール出来ない様では一国の総理としては心もとない。喩えが悪いが籠池ファミリーが北朝鮮のスパイや暴力団との関連があったらどういうことになるのか、考えるとゾッとする。今後は安倍総理も昭恵夫人を厳しく管理して頂きたい。昭恵夫人は猛省の上で総理夫人としての尊厳と自覚を持って行動してもらいたいものだ。

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