どうして、籠池理事長の様に言葉を微妙にすり替える詐欺師まがいのオッサンに安倍昭恵夫人やその周辺が引っかかってしまったのだろうか。不幸中の幸いと言おうか、よくぞ籠池理事長に瑞穂の国子供小学院をオープンさせなかった事だ。あのままスキャンダルとして発覚しなかったら、ますます詐欺師、籠池理事長は増長して、もっともっと大きな問題を起こしていただろう。新左翼の豊中市議はいけすかないが、奇妙な籠池ファミリーを表舞台から引きずり下ろした功績は大きい。思想には共鳴しても人間性を見極める力が安倍昭恵夫人とその取り巻きには欠けていたのだろうか。籠池氏が国会喚問でも平気で嘘をつくのは　詐欺師は自分が嘘をついていると思わないで本気で虚構の話を作り自分で信じ込んでいるからに他ならない。結婚詐欺師を始めとする全ての詐欺師は、騙そうとする相手の喜びそうなことを並べ立てているだけで、嘘をついたり詐欺を働いている意識を持っていず真顔で話をするものだから、善良な人は騙されてしまう。さて籠池理事長夫妻の様に善人に見えてまことしやかに嘘をつく困った人たちが世の中には一定数、潜んでいる。この手の人を筋の悪い人という。育ちが良く筋の良い安倍総理夫妻にとっては絶対に繋がりを持つべき人物では無かった。その筋の悪い籠池夫妻の口車に乗せられて『証人喚問で嘘をつくと偽証罪になるので籠池理事長は真実を述べている』と信じて、安倍総理を予算委員会で責め立てる民進党のバカ議員達。本当に議員の質も落ちたものだ。　所謂、わが日本では残念ながら筋の悪い議員が多すぎる。この空虚な嘘を見破れないで太鼓持ちする左翼系メデイアもバカじゃないのか。その点、タレントのテリー伊藤氏は籠池氏の作り話を見抜いて的確にコメントしている。有名な敏腕プロデユーサーとしてユーミンのプロデユースから高橋ガナリのAV映画プロデユースまで幅広く手掛けたテリー伊藤氏は、出来の悪いタレントやプロデユーサーを束ねるのに筋の良い人間か悪い人間かを瞬時に見分ける力量が必要だからだろう。さて話が変わるが、庶民には多くの筋の悪い人がいて、偉いさんには筋の良い人が多いとは限らない。昔、日本プロゴルフ協会の会長だった、浅見緑蔵さんと2人で会食したことがあった。その時の話では、読売巨人軍のオーナーだった正力亨氏にゴルフレッスンをしたときの話があった。『読売新聞や読売巨人軍の創業者、正力松太郎氏は偉かったが、息子の亨氏は酷かった。OBしても平気でポケットから別のボールを出してきて落としてボールがあった！セーフと言うんだ。嘘もごまかしも何でもあり。フェアプレー・スポ－ツマンシップなんてあり得ない。それを取り巻きが誰も注意しないんだ。甘やかされるとあーなっちゃうんだなあ』との事。そんなスポーツマンらしからぬ、インチキオーナーがいたから江川卓の空白の一日の巨人軍契約を平気でごり押し主導したわけだ。あの事件以来、日本職業野球連盟（現日本プロ野球機構）の創設者である正力松太郎氏が設立した読売巨人軍の圧倒的名声に傷がついてしまった。あの時以来、僕はアンチ巨人になった。僕と同じ様に宗旨変更した元巨人ファンは数知れずだろう。ナベツネの独裁になった今でも亨オーナー時代の驕りと淀んだ空気が残っていて野球賭博なんかも他の野球チームよりも懲りずに発生している。所謂、エリート坊ちゃん二代目、亨オーナーは筋の悪い人であった訳だ。僕達のビジネスでも、外から見ていると立派な会社があるが、平気で交際費で私用の飲食をする社員が多くいるようだと、遅かれ早かれその会社は左前になる。多分、筋の悪い幹部が居て平気で交際費を使いまくっているんだろう。社内のモラルが低下していて総務経理の管理能力も緩いから,こんな初歩的なことに気が付かない。全てにおいて放漫経営なんだろう。また急成長している会社でも、マーケテイングやシステム作りでお客様の方ばっかり向いて、協力会社の繁栄を考えずに、いじめばかりしている会社もある。この手の会社は、上司の顔色ばかり窺っている筋の悪い幹部が、目先の営業成績UPと利益確保に走って共存共栄で協力会社を育てるという企業の本分を忘れている。この場合はある日突然成績が急降下する。何故なら、いい協力会社と取引先の心がどんどん離れていくので、商品の品質が疎かになり、お客様の風評が急激に悪化するからだ。かくあるように組織のリーダーは筋の良い幹部か筋の悪い幹部かどうかを見分け、長期的に自分の企業の為になっているか見分ける見識が必要だ。一時的に社会的に風評が良い会社でも、その様な筋の悪い幹部が跋扈している会社は長続きしない。協力会社もトバッチリを受ける。だからお取引先のスタッフや幹部そしてリーダーが筋の良い人か悪い人かを見極めて、どうお付き合いしていくかを決めるのも、中小企業である我々にとって死活を決する大切な事なのである。