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辛旨トーク

佐藤愛子女史の『九十歳。何がめでたい』を読む

直木賞作家 御年92歳 佐藤愛子さんのエッセイ集『九十歳。何がめでたい』を御年97歳の母の為に購入。どうせお婆さんの眠たい話だろうと鞄の中に放り込んでいました。母に渡すまでにチョッと読んでおこうと思い目を通すとなかなか面白い。世の中が無機質でシステム化されている時代だからこそ佐藤愛子さんの様な毒舌さが必要だなあと感じ入る。結構ヤンチャだったけれど老醜・石原慎太郎と組んだ辺りから毒気が無くなり、最近は迫力不足の橋下徹氏のタレント再デビューについても的確なコメント。齢92歳になってもこれだけ鋭い警世の意見が出来るのは大したもんだ。僕の母は昔は俳句の会に入り、たまには新聞で取り上げて頂いた事もあったが、今では往年の才気煥発さと行動力は影を潜めて、クワンチャイのショップカードに入れるアロハシャツを模した折り紙細工に集中しています。さて僕も、佐藤愛子さんに負けない様に、海外や国内での様々なジェットコースターに乗っている様なヤンチャな人生経験を生かして世の中に切り込むコメントをブログ等を通じて発信していこうと決意を新たにしました。

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