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辛旨トーク

ASKUL CEO 岩田彰一郎君について

1週間続いた埼玉県のASKUL倉庫火災について、本社に強制捜査が入るなど受難の時期に遭遇しているASKUL岩田彰一郎CEOは僕が慶應義塾商学部で村田ゼミでともにマーケテイングを学んだ学友でもある。村田ゼミには様々な会社の師弟が学んでいたが、岩田君も大阪の摂津紡績の御曹司であった。卒業後ライオン㈱に入社しヘアーカラーの新商品を開発。その後今泉ファミリーの経営するプラス㈱に乞われて入社。同じ慶應出身の黒田ファミリーが経営するコクヨの壁に突き当たり、売り上げ拡販を目指し事務用品の直販システムの社内ベンチャー、後にYAHOOの連結対象になるASKULを創業した。岩田君は豪商の血脈ながら常にベンチャー精神を持った慶應ボーイの良いところを今も持つ好漢である。特に村田ゼミで学んだ顧客本位・消費者目線というマーケテングの本質を体現して来た村田ゼミの超優等生である。今は新世代のEコマース事業 LOHACO を開始。 この事業は現在年商4000億のASKULの1割程度の年商400億円程度だが、顧客目線で多数の同業者を糾合し新商品を開発するという全く新しい新時代のマーチャンダイジングに裏付けされたネットショッピング事業だ。この顧客のニーズを取り込んだネットショッピング事業が軌道に乗ればAMAZONや楽天をも凌ぐ一大新事業になる可能性を持って居る。このLOHACO事業の物流拠点だった埼玉倉庫。その倉庫が火災の為に殆ど消失。100億円以上の損害を被った。好事魔多しとはこの事だ。なんとか早く立ち直り日本初の世界をリードする消費者目線のネット事業を軌道に乗せて頂きたいものだ。

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