4年前の南アフリカ戦の大番狂わせ以上の対アイルランド戦は番狂わせでは無く、各々が優れた体格を持つ大男アイルランド選手 対 少し小ぶりだがチ-ムプレーに優れた各選手の献身的な戦いで見ごたえがあった。あの一戦は日本人とは何かとを色々考えさせられる日本(混成チームで実際は日本人の心を持った外国人達)の良さが出た興味ある試合だった。大相撲では炎鵬対碧山の様に柔良く剛を制するに例えられる。車であれば小回りの利くジムニース2台対戦車に近いハマーになろうか。勝利の余韻に浸りながら翌日、クワンチャイ梅田店の店頭に立って居たら、アイリッシュ訛りの英語を喋る大柄な男女4人が不機嫌そうにご入店。ギネスビールでは無く日本の生ビールで乾杯。クワンチャイ自慢のベジタリアンメニューを多数ご注文されました。僕も間に入り昨日のラグビーの講釈をして次第に場が盛り上がりました。大柄な白人に勝つためには1人に対して2人でタックル。スクラムも1対1では負けるけれど日本人同士が一体となって個人個人では太刀打ちできない大男のパワーをはねのける塊になって対応、相手のミスを誘いペナルティゴールを獲得するという日本から見ればナイスゲームを演じました。アイルランド人から見れば日本の作戦は没個性的で不愉快なゲームだったでしょうが負けは負けです。4人のアイルランドサポーターも納得して笑顔で”JAPANESE TEAM WAS GREAT”と認めて最後は僕とハグして退店されました。 柔道でも礼に始まり礼に終わる。ラグビーも試合が終わればノーサイド。お互いに相手を称えあうという素晴らしい光景に胸が熱くなります。