数年前、麻布十番のイタリアンで食事をしていたら志村さんが数人のキレイどころを連れて、隣の席に鎮座。テレビに出て来るバカ殿様のイメージと違い真面目でボソボソ話しをし、哀愁漂う姿に彼の実像を見た。志村けんさんはバカを演じていただけの真面目な愛すべき人だった。だから彼の死を世界中の庶民が悼み、コロナウイルスの危険性を身近に感じた。志村さんがバカ殿を演じる時、バカ殿さまがヘンテコな命令をすると廻りが振り回され大変な被害を被るという事を示して見せた。さて現下の危機的状態の中で世界で君臨する何人かのバカ殿様が居る。これらのバカ殿様達の質が悪いのは自分達がバカだと思っていない事だ。地位があり、権力があり、家柄が良く優秀で、国民に尊敬されていると勝手に思い込んでいる。実は世界中の庶民はこれらのバカ殿様の権力や地位にひれ伏しているだけだ。志村さんは死して我々庶民にコロナウイルスの怖さを示してくれた。現存のバカ殿様達は死して我々に何を示してくれるのだろうか？　嗚呼　合掌