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辛旨トーク

高校野球が高校水球に

連日の時雨雨で甲子園球場も阪神園芸さんも球場整備に頭を悩ませている事だろう。9回の試合順延は103回目の夏の高校野球始まって以来のことらしい。今までの高校野球のイメージは広い甲子園球場で青空のもとに白球を追い求める姿だったが、ここ20年位は熱射病になりそうな異常な暑さのもとで。真っ赤な茹蛸の様な顔をした球児達を気の毒に思う状況が続いていた。そして今回の高校野球の度重なる雨による試合中止やコールドゲームである。せっかく気力と技術を磨いてきた高校球児たちが泥にまみれ足を滑らす姿は尋常ではない。白球が泥団子になり白いユニフォームが泥まみれになる。興行として考えれば最悪の事態だ。野球 フィールドオブドリームズではなくダーク ウオーターワールドである。高校野球を考案した、阪急グループ創設者の、あこがれの小林一三翁が現存していたらどう決断されていただろうかと考えた。ロマンチストで超現実主義の翁なら、今後の更なる気象変動を考えれば即刻 甲子園球場を屋根付き球場に変更するだろう。興行もゲームもすべて計画通り運営できるし、阪神電車ももっと潤うだろう。大阪ドームがあるおかげで、阪神タイガースもオリックスブレーブスも快進撃を続けているが、今後更なる異常気象が常態化すれば経済的損失は計り知れない。あのウインブルドンも異常気象対策で開閉式のテントをメインコートに設置したではないか。コロナ禍で大ダメージを受けている今こそ積極的な投資が望まれる。今は100年に一度の大転換期である。さあ、野球はインドアスポーツと考えを改めよう。

 

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