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辛旨トーク

2020パラリンピックが始まった

開催が危ぶまれていた2020パラリンピックが始まった。2020オリンピックと比べ競技数、試合数共60%程度ではあるが、年を追うごとにパラリンピックの注目度は高まっている。TV放映時間はオリンピックの10分の一程度と少し寂しい気もするが、それでも不自由な身体を鍛え上げ、不屈の闘志で勝負に挑むパラリンピアンの雄姿には感動を隠せない。開会式もオリンピックの時よりも地味だったが、橋本会長の冗長過ぎるスピーチ以外は、とても感動的だった。パラリンピック開会式の演出がオリンピックの様なお祭り騒ぎではなくドラマ仕立てだったことも原因だろうが、出演者たちのオーラ、シックスセンスが健常人よりも高いことが理由だろう。さて2020オリンピックの時はメダル獲得に血眼になっていたアメリカは2020パラリンピックでは影が薄い。パラリンピアンを応援し励ます風土が彼らには無いのだろう。弱者やハンデイキャップを抱えている人に温かい国か、文化的な国かを図るバロメーターにパラリンピックのメダル数が一助になるのではないだろうか。残念ながらアメリカは放映権価値が余りないパラリンピックには興味が無いのだろう。これも商業主義、資本主義の権化のアメリカらしいとはいえ世界のリーダーとしては寂しい限りだ。さて競泳の山田美幸選手は若干14歳で銀メダルを獲得した。しっかりした応対、大きなハンデイキャップを物ともしない不屈の闘志。家族や周囲の人の温かい応援の賜物だろう。今や山田美幸さんは山田家の家宝で日本のパラリンピアンの希望の星だ。さあ、五体満足なのにコロナ禍や貰い事故の鞭打ち後遺症で気分が沈んでいた僕も気合を入れて頑張るぞ。

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