菅政権が不人気で短期政権で終わる最大の理由は ワクチン接種がオリンピック開催までに予定通り終了しなかったことだ。そもそも当初のワクチン接種計画は6月末までに国民の60%以上が2度の摂取完了だったはずだ。ワクチン接種が6月末にそれなりに終了していたらオリンピックもパラリンピックも、もっと盛大に有観客で開催出来ていた筈だ。逆風の中での開催という愚策を取らなくても済んだ筈だ。大赤字の興行にはならなかった筈だ。日本政府も、その計画にのっとりファイザー、アストラゼネカ、モデルナに注文し2月末からワクチンが日本に入ってくる予定だった。(効果が不明なSINOVACやスプートニクVは眼中になかった)しかしながら白人至上主義とユダヤ中心の世界の力関係から、供給が遅れに遅れて4月末からワクチンが細々と日本に入ってきた。ワクチン接種体制は菅総理の大号令もあり1日120万件以上とスムーズに進んだのだが、スタートの遅れが痛かった。時すでに遅しだ。2か月の遅れで数兆円の損害と総理の椅子の喪失だ。理由は厳しい世界の自国優先主義の現実だ。ユダヤ人の本拠イスラエルは世界で一番早くワクチン接種を完了させた。ワクチン製造御三家のアングロサクソンが牛耳る欧州もアメリカもワクチン接種がスムーズに進んだ。中国は怪しげな自国製ワクチンを人民の意思に関係なく先手先手で打って対応した。日本は菅総理がファイザー会長にお願いして何とかワクチン供給を速めてもらった。これが世界の現実だ。つまりすべての国が当然の様に自国優先するという冷徹な真理だ。このことは、今後の日本の安全保障にも言える。尖閣諸島が強欲中国共産党に不法占拠されても、やれ、議会の承認だ。やれ、自国の国土は自国の責任で守れ。やれニューズウイークでは世論は中国と戦うことに反対だ。とか言って数か月間はアメリカは動いてくれない可能性が高い。時すでに遅しだ。世界は日本に都合のいい善意でなんて動いていない。冷酷な世論も含めた強欲と打算の力関係が世界を動かしているのが現実だ。ワクチン普及による健康も国土も自国で調達し自国で守り抜く事が全ての基本だ。
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