やはり、アベノミクス３本の矢は効果薄だったようだ。　６月の天候不順や中国の経済停滞が４~６月までの４半期のGDPマイナス成長の原因だと甘利大臣が述べているが原因はもっと明白だ。　『低欲望社会』を著した大前研一氏が述べている様に安倍総理の経済政策は既に賞味期限切れという事かも知れない。バランスの取れた戦後７０年談話の発表や中国封じ込め政策等、外交面での安倍総理の貢献は計り知れない。しかし経済面に於いては、安倍総理の人間的魅力で経済界も官僚も浜田教授も黒田日銀総裁もアベノミクスは推進されてきたが多少の天候不順や中国の景気動向に左右される程度の日本経済では到底力強い経済成長軌道には乗りえない。僕が前から述べてきた様に革命的な人口増加政策と抜本的な規制緩和政策無くして日本の再生は有り得ない。革命的な人口増加政策とは、毎年４０万人の人口減少をヘッジする４０万人以上の移民政策の実施だ。（残念ながら現在の移民は年間１万人程度）　人口減少の国で経済成長は有り得ないのにどうして大幅な改革が出来ないのか？　犯罪の増加？　雇用機会の喪失リスク？　それよりも年金受給者ばかり増える危機的な年金制度を救うのは大幅な人口増加政策しか無い。　日本人の出生率を一気に４０%アップさせる事が出来ない限り移民政策しか経済成長が無いのが判っているのにどうして出来ないのだろうか？　規制緩和もしかり。　TPPによる農業政策の１８０度転換をしない限り強い競争力のある農業なんて生まれないのに、農協改革を少ししただけで米の関税７００%かけて農業保護して一体国民の多くの利益になるのだろうか？　建築基準法もしかり。　容積率を２倍に緩和するだけで一気に不動産ブームになるのに出来ない理由は？　パリなんて日照権が無いのに大阪や東京で今でも日照権なる権利があるなんて！　とにかく前時代的なケインズ流バラマキ政策の安倍政権は経済政策は旧勢力を守ろうとするだけで、力強い経済成長は望み薄である。　早く革命的改革をしないと日本沈没になりますよ！！！