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辛旨トーク

続 タイ料理の将来について

日本のタイ料理店の数は今2000店舗ほどあります。
7年前にクワンチャイ三宮店をオープンした頃に三宮にはタイ
料理店は4店舗だったのに今では20店舗程あります。10年前に
日本のタイ料理店総数が400店舗だったのでこの10年でタイ料理
店数が5倍に増加した事になります。アメリカでのタイ料理店数
が現在8000店舗である事からすれば日本でも今後10年で4000店舗
まで増えるのではないでしょうか。一方タイ料理ファン数が同規模
で増加しているかといえば必ずしもそうでありません。ですから
大阪、神戸、東京、名古屋、横浜等は過当競争に突入し、経営が
厳しくなって来ているのでは無いでしょうか。
同時に底流に流れている構造変化は、スーパーや専門店で販売され
ているタイ料理のレトルト食品の多様化です。へたくそな料理店で
タイ料理を食べる位なら自宅で加工済みタイ料理を食べた方がまし
だと考える消費者もどんどん増加している筈です。弁当屋さんでも
タイガパオ丼を売り始める昨今です。
今後もタイ料理嗜好は増加しますが、本物でコンセプトの明快な
店舗は成長し、ただ惰性でタイ料理を提供しているタイ料理店は
淘汰されて行くのでは無いでしょうか。
クワンチャイでも『進化するタイ料理』として時代の先を読みな
がら積極的に仕掛けをして行きますのでお楽しみに。

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