関西の芸能界の異端児 やしきたかじん が1月3日に逝去した。
僕は個人的な付き合いが無いが、昔、定宿にしていた東京ANA
ホテルのスカイラウンジでよく見かけたのを思い出す。
僕が一人でチョビチョビ飲んでいる時に限って、妙齢の美女を
いつも4~5人引き連れて楽しそうに酒を飲んでいた姿を思い出す。
あれだけ毒舌でありながら繊細な気持ちを持った歌の上手い
たかじん は夜の淑女からさぞかしモテタだろう。
『うるさいなー』と思いながらも『おもろい奴やなー』
『うらやましいなー』と感じて居たのを思い出す。
僕の元部下だった歌好きのやくざっぽい板前も たかじん と
祇園で良く一緒に酒を飲んだと心酔しきっていた。
きっと誰にでも、酔ってもシラフでも良い奴だったのだろう。
頭が良く、歯に衣着せぬ毒舌がもう聞けないと思うと寂しい気持ち
で一杯だ。ここ数日は新地でも祇園でもすすき野でも女子大小路
でも銀座でも赤坂・六本木でも たかじん の歌を熱唱する
親父たちで溢れるだろう。
好漢逝く 合掌
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