杜撰経営の極みの知床観光船株式会社の桂田誠一社長の土下座の連発。秀岳館サッカー部の段原一詞監督も土下座。もともと土下座は武士が位の高い人に恭順の意思を示すために行われた一種の儀式の様な神聖な行為のはずだ。古くは北陸で焼き肉店社長が食中毒事件を起こしてマスコミの前で土下座した事を思い出す。どうもこれらの土下座は、当事者が一方的に悪く、申し開きが出来ない時に身をかがめて嵐の過ぎ去るのをしのぐ為に行っている防御姿勢の様に見える。なんだか胡散臭い行動だ。我らが議員先生たちが選挙投票の前に、落選リスクがある場合に本人や嫁さんが有権者に投票してもらうために土下座するという悪しき習慣がある。これらの行為も同様にかなり胡散臭い。当選したらふんぞり返って議員歳費を使いまくっている。こんな見え透いた演技の土下座はやらない方がましだ。事故や事件の原因を正面から受け止め正確に説明、謝罪し迅速な対応をする事の方が基本ではないか。土下座の安売りは止めてもらいたい。神聖な武士の行為が汚されるばかりだ。さて我々サービス業も、人間のやる事だからミスを起こすこともある。その場合、声高に土下座を強要するお客様も居られる。現場の責任者のプライドもズタズタだ。我々も原因を分析して即座に対応する事の方が大切なのに、声高にに土下座を強要する非情で非常識な輩が居る。土下座の強要も安売りも止めようではないか。武士（もののふ）の魂を汚さないようにしたいものだ。