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辛旨トーク

どうして吉村知事の話は心を打ち、安倍総理のスピーチは空疎なのか?

テレビの映像は、テレビ向けのドウランを顔に塗ろうと、正直に我々に語り掛ける。安倍総理のスピーチは優秀なブレーンが草稿を作った非の打ちどころのない内容かも知れない。しかしコロナ禍で青息吐息の我々庶民にとっては空疎に聞こえ心を打たない。それは国民が花見を控えている時に、昭恵夫人が高級フランス料理店タイユバンロブションの桜咲く庭で無邪気に笑い、東京都が自粛宣言を出した翌日に、50人の大分旅行に参加したという事実にすら、悪くないと夫人を擁護し強弁する安倍総理の姿に、異質な人種で我々庶民の痛みが判らない、国民に寄り添わない冷たさを感じるからだろうか。それだけではない。吉村大阪府知事は安倍総理と違い優秀なブレーンが草稿を作ってスピーチをしている訳ではない。吉村知事は不眠不休で自分自ら現場に入り、率先垂範し現場で指示している。現場の事が完璧ではないが理解できている。だから朴訥な話だが説得力がある。安倍総理は有能な官僚の報告を受け、天衣無縫な昭恵夫人の言動に息抜きしながら家で寛いでいる。リラックスしているから正しい判断が出来るのかも知れない。しかし、この戦争に例えられるコロナ禍の非常事態に国民は信じられる、頼りになるリーダーを求めている。僕は日本の総理大臣がアベノマスク等の愚策と30万円から10万円に変わった給付金問題や7割か8割の接触率やらの朝令暮改、右往左往で世界中から嘲笑される事は悲しい事だと感じている。どうして現場主義で叩き上げの菅長官に、アメリカのペンス副大統領の様に依存しないのか? 総理に耳の痛い事を言うから遠ざけているとしたらこれ程の危機対応への愚策は無い。今のままでは日本が沈没してしまう。

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