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辛旨トーク

タイ料理の固定概念と真のタイ料理

昨日、誠実で真面目なソムリエFさんとクワンチャイ梅田店で10種類のワインのテーステイングと料理とのメリタージュを行いました。
Fさんは今まで食べられたタイ料理の経験から繊細な香りのワインはタイ料理に合わないと考えられていました。 しかしクワンチャイのタイ料理
を食べられて大きく考え方が変わられた様に思います。 なぜならクワンチャイでは殆ど化学調味料を使用していません(天然発酵調味料を主として使っています)し、過度の唐辛子等の滅菌作用を目的としたハーブを使っていないからです。ですからピノノワールでさえクワンチャイのタイ料理にはメリタージュ出来る事を驚かれていました。 中華料理でも化学調味料を使わない赤坂のユーロン等では様々なワインを楽しめますから・・・・
さて、残念ながらタイ料理の固定概念 『甘辛くて素材のキャラクターは生かせない』 は未だ殆どのタイ料理ファンには定説になっているようです。
僕は、タイに行っても所謂、日本人観光客の行くタイ料理店には行かない事にしています。タイのセレブが通うフュージョン料理店には行きますが。そしてタイの味にうるさい健康管理に気を使うタイの地元の人々の嗜好が、僕の行っているクワンチャイのタイ料理の方向と同じである事を確認しました。ですから日本のお客さまにクワンチャイのタイ料理はタイで食べる程辛くないと叱られても、これが真のタイ料理ですと自信を持って説明しています。 唐辛子を一杯入れるのは素材の鮮度が低いからですし、化学調味料を一杯入れるのは丁寧に出汁をとるのがメンドクサイからなのですから。 ハーブの本場タイですら良い素材の良さを消す料理は真のタイ料理では無いと考えられているのですから当然です。 クワンチャイでは今年から、魚は輸入冷凍魚は一切取り扱いを止めて国産の朝獲りの鮮魚に変更。 昨年末から牛肉は輸入肉は中止して鹿児島産の黒毛和牛に変更。輸入鶏肉は中止し奥丹波鶏に変更しました。 何故ならクワンチャイでは、素材の良さを生かす進化した真のタイ料理を提供しているからです。

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