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辛旨トーク

日本の亜熱帯化と集中豪雨被害

広島の土石流による被害は当初の想定を大きく上回り、多くの人の尊い命を奪いました。ご冥福をお祈り申し上げます。 僕の住んでいる有馬でも、同じ花崗岩地質とまさ土(今回初めて認識しました)の地質で、多くの所で崩落が起こり、有馬街道や芦有道路は通行止。 近くにあった『カンポの宿』には土砂が流れ込み、当分の間休業に追い込まれています。 今、僕は住んでいるマンションの理事長をしているのですが、要壁の改修や漏水対策等々をマンションの長期修繕計画の中に、今まで含んでいなかった防災対策費として組み込む必要性を痛感しています。 この為には一層の合理化と収入増を計る必要があり、頭を痛めています。 さて、この集中豪雨に象徴される異常気象は偶然起こったものなのでしょうか? 僕は日本の亜熱帯化により、今後、定期的に起こる気象変動だと考えています。 例えば僕のレストラン クワンチャイの名物料理『青パパイヤのサラダ』で使用している、青パパイヤは従来は沖縄、宮古島の農家から買い付けていた南国のフルーツなのですが、昨年から 三田の農家から『今年から青パパイヤが出来た』という報告を受けて、実験的に使用しています。 これが全く宮古島産の青パパイヤと風味が一緒なんです。 食物は正直です。亜熱帯化という自然条件の変化が、目の前で起こっている訳です。 因みに宮古島の農場に数年前に訪問したとき台風に遭遇して飛行機が飛ばず足止めを食らいましたが、『宮古島では年間60~70日は台風に襲われ飛行機が飛ばない』と聞いて驚いた記憶があります。 その宮古島の厳しい気象条件が我々の回りに起こっていると考えれば、今後は恒常的に集中豪雨や台風の襲来が起こる訳で、我々自身が気を引き締めて準備しなければなりません。

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