様々な挫折を繰り返してきた僕ですが、一つ自慢できる事があります。　それはどんな仕事、作業でも与えられたら全力投球してきた事です。　不器用さがそうさせてきたのでしょうか？　ですから、表面的には悪オヤジでしょうが、かなりのジャンルでプロに負けない技術、知識と引き出しを持っています。　翻ってクワンチャイや僕の事業に関わってきた仲間たちで、僕の元を去って行った人々の殆どが要領だけで生き延びようとしていた人々で、メッキが禿げて遁走せざるを得なかった人が多くいます。　僕の主義は上に立つ人ほど苦しくハードワークしなければならないですが、彼らは逆でした。　ですから実力も自信もありません。　人の眼ばかり気にして世渡りする事に汲々として生きているのです。　一生その生き方でしょう。　この様な人は軽石と同じで、人間的な深みや隠れた実力が無いにもかかわらず表面的には大物に見える事もあります。　水面に浮いている部分だけで水中には何もありません。　さて殆どのクワンチャイの社員は不器用者が多いですが地道にコツコツ仕事に取り組んでくれています。　不器用で大丈夫かな―と入社したころは感じていたスタッフが実力をつけ　表面的には地味ですが会社の素晴らしい戦力に育って来ています。　ちょうど氷山と一緒で水上から見える部分は小さくても、水中にある部分はドッシリと大きく実力がどんどん蓄えられて来ています。　この姿勢を続ければ、もっと大きな氷山になって外見も軽石君よりも立派になり、独立して事業主になるにせよ、会社の幹部になるにせよ成功間違いましです。　僕も心して大きな氷山になる様に棺桶に入る迄、努力しようと考えています。