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辛旨トーク

10年退色しなかったブーケ

エコールド フルーリスト ドパリ(フランスの国立フローリスト学校) に日本から学生を300人程度選抜して送っていた事がありました。校長のバヤール氏とは人間的な深い交流をしていました。 普段は奥様とパリのお洒落なアパルトマンに住まわれているのですが週末にはブルターニュの別荘に行かれノンビリされているのですが、数日間ブルターニュの別荘に呼ばれて行きました。 テレビは勿論置いていません。かろうじて電気は来ているのですがその長閑な事。 敷地の広さは1万坪以上。 庭には様々な花や樹木が茂り、フラミンゴや様々な動物が放し飼いされています。 敷地内のリンゴから作ったブランデー カルバドスをバヤール氏と暖炉のなお前で飲みながら時の経つのを忘れ、命の洗濯をした数日間でした。 バヤール氏夫妻を日本にお呼びしたのですが、奥様は『茂(私のGIVEN NAME)の誘いは嬉しいけれど、きっと茂の事だから動き回って疲れるだけだと思うから遠慮します』『茂がこのブルターニュよりくつろげる所を作ったら喜んで訪問します』との事でした。 バヤール氏は日本に来られたのですが、そのときのGIFTが私の母へのプリザードフラワーのブーケでした。 実家の玄関に10年間ずっと飾ってありました。 プリザードフラワーは今でこそ日本では日常化していますが15年くらい前では誠に珍しいものでした。 自然の花や葉を特殊な製法で保存するもので思い出が残る素晴らしいプレゼントとして今は日本で珍重されています。 クワンチャイでは某店舗の中にバナナの葉のプリザーブドフラワーをイッパイ飾ろうと準備しています。ご期待下さい。 それからバヤール夫人に言われたブルターニュの別荘よりも寛げるところはタイに将来、開発しようと考えています。そしてバヤール夫妻をビックリさせたいと願っています。

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