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辛旨トーク

調理技術今昔

クリスマスや年末にはローストビーフが大人気である。 大阪南にはローストビーフ丼なる新商品を売り物にして大繁盛しているお店もある。 クワンチャイでは主に和牛を使用したローストビーフを高額のコース料理のお客様に提供して好評を博している。昔なら糸で肉を巻いてオーブンレンジで1時間程度焼いたものだが残念ながら一番美味しい肉汁が流れ出てしまい最近では余り使用されない。 僕はローストビーフは真空調理をお勧めする。 肉を塩胡椒してから回りをフランベし余熱を取ってから真空調理器で96%以上の真空率でパックして冷蔵庫で保管。 食事する前に70度程度のお湯で40分~50分低音湯煎してからパックを開封して切り分けて提供。 ソースはホースラデイッシュではなくタイ果実タマリンドとマデイラ酒を10時間程度煮込んだソースでどうぞ。 先般タイに行って友人の別荘の庭で地鶏の丸焼きを食べたがこれも調理がなかなか難しい。 美味しいエキスが丸焼きと共に流れ出てしまい野趣はあるが左程美味しくない。 今やステイームコンベクションオーブン(家庭用ではヘルシオ等が発売中)が圧倒的に美味である。 温熱と水蒸気で蒸し焼きにするこの器械は売れっ子のフレンチ料理人や創作割烹でも多用されている。 僕のステイームコンベクションオーブンは今、倉庫で眠っているが、今後再利用をsっする予定である。 今昔で料理手法もより科学的でスピードが増している。 タイ料理といえども古典的手法に依存していては時代遅れになってしまう。

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