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辛旨トーク

飲酒規制法制定の動きについて物申す

最近、政府により飲酒規制法、特に飲み放題を規制する法整備が検討されていると聞く。その前に、日本での飲酒規制のルーズさを検証し世界並みに正常化する事が先では無いだろうか? 未成年の子供たちが泥酔のあげく喧嘩やリンチをして尊い命を失った事件も記憶に新しいところだ。この様に日本では未成年に対する飲酒規制が不徹底であり、今でも街中で身分証明書無しで購入出来るアルコールの自動販売機を見かける。またコンビニや居酒屋等でも年齢確認の徹底が行われているとは言い難い。一方、アメリカでもタイでもマーケットでの深夜12時以降のアルコール販売は全面的に禁止されているが、日本ではコンビニで24時間何時でもアルコールを買うことが出来る。またテレビでのコマーシャルも流し放題だが、アメリカでは放映禁止である。そりゃカッコいいタレントがアルコールの宣伝をTVでひっきりなしにしていれば未成年者でも飲みたくなる。一方、日本では酒税が高いためにビールの小売価格も結果的に高く、日本では350ML 200円程度 アメリカでは 60円程度である。 少し安い酒税の安い発泡酒で家では我慢するという惨状だ。酒税の歳入が減ったから、発泡酒を普通のビール並みに課税しようとするのだからお役人さんも昔の悪代官並みにえげつない。普通のビールは値段が高く、普段美味しいビールを痛飲できないから飲み放題で、しこたま飲もうという事になる。そんな歪んだ日本の市場を世界標準に是正し安価なアルコール代金にすれば、馬鹿馬鹿しい飲み放題も無くなるのではないか。つまり日本の構造的な問題である規制が緩く価格が高いという部分を是正せずに、酒屋さん保護という名目で酒の自由競争を抑制する規制を設けたり、飲み放題を規制をするという考えは本質を直さずに庶民の楽しみの酒の値段をつり上げ国民を苛めるだけでは無いだろうか?

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