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辛旨トーク

高橋直樹著『五代友厚』を読む

NHKの連続ドラマ『あさが来た』に登場するハンサムでスマートな五代友厚とは違い、豪傑で女好きな異端児として取り上げた高橋直樹著『五代友厚』はなかなか、明治維新前後の英傑達の人物像が浮かび上がって来て面白い。 特に、これ程日本の大政奉還の無血化と日本の植民地化を防ぎ、さらに日本近代化に尽力して来た中心人物が歴史的に余り評価されて来なかった不可思議さの理由も垣間見えて面白く読ませて頂いた。北海道開拓使がらみで、政府と癒着関係にあった姦臣として、事業乗っ取りを図った中野某や藤田伝三郎らに貶められ、福沢諭吉先生(僕は慶応義塾大学出身です)らに糾弾されて、晩年は不遇になり51歳の若さで死去した五代友厚。 今一度、五代友厚にスポットをあて再評価する時が来ているのでは無いだろうか。 尚、私の友人である廣田稔弁護士が旗振りをして五代友厚の映画を製作すべく奔走されているので、是非とも支援をお願いします。

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